通関士の合格率を語るには受験者の属性を把握する
通関士の合格率=試験の難易度ではありません。
なぜなら、合格率というのは受験者のレベルに影響してくるからです。
例えば東大の入試試験というのは、合格率が全部で約50%といわれています。
一方通関士の合格率は約15%台です。
この2つでどちらが合格するが大変かといわれれば、いうまでもなく東大です。
東大に受験する方は、毎日必死に何時間も勉強して、しかも塾や家庭教師などの
プロの指導を受けています。
そういう人たちが多く集まるので、合格率が50%と内に入るのが非常に大変です。
それに比べ、通関士のような資格試験の場合、特に受験資格がない試験だと受験者のレベルが下がる傾向にあります。
現に資格試験において合格レベルに達している人は、合格者の2倍程度と言われています。
通関士の試験で言えば約3割くらいです。
ですから、通関士の合格率が1ケタ台でも諦める必要はないのです。
そこで、このページでは、通関士に受験者する人の属性を紹介していこうと思います。
そうすることで本当の試験の難易度が見えてきます。
通関士の受験者層は、「通関士を目指している学生」「通関業者もしくは貿易関係の仕事をしている社会人」「転職のために資格取得を目指す社会人」「貿易関係の知識がほしい方」の4つに分類されます。
もっと大きく分ければ、学生か社会人かということです。
では学生の場合で考えてみると、学生はある程度自由が取れるので、その気になれば、 かなりの勉強時間を割くことができます。
しかし、本気で資格の勉強に取り組んでいる方は多いとは思いません。
なぜなら、どんなに就職に有利になるからっと言って、通関士の資格が決め手になる保障はありませんし、資格勉強するくらいだったら、就職活動をしていたほうが良いと考えるからです。
社会人の場合はどうでしょうか?
社会人は学生のように勉強時間をとることができませんし、しかも貿易関係の仕事というのは、
昼夜問わず非常に忙しく、余計に厳しい環境に立たされます。
そんな中でしっかりとした試験対策を施すことは難しく、相当強い覚悟がなければ合格は厳しくなります。
現役で通関業者に働いている方があまり合格できないと言われている背景にはそうした事情もあるのです。
このように考えれば通関士の受験者は決してレベルが高いわけではなく、合格率が低くても きちんと学習をすれば、十分合格することが可能な試験になります。
要するに通関士は合格率ほど試験の難易度が高くないということです。